酒泉の観光スポット紹介

河西回廊の要所、酒泉の街並み

酒泉は「涼州詞」の中で詠われている【葡萄の美酒、夜光の杯・・】この夜光の杯の有名な産地として知られています。 酒泉の名前の由来は“城下有泉”(町の下には泉がある。)、“其水若酒”(その水は酒のようだ)この二つの言葉の二文字を取って付けられ、 武帝はここに河西四郡の一つ酒泉郡を設置しました。その後北魏に至るまで歴代の王朝はここに郡を置きました。そんな酒泉には霍去病が 匈奴を討った際に祝杯をあげた西漢酒泉勝跡などの観光スポットがあります。


西漢酒泉勝跡

酒泉の観光スポット、霍去病ゆかりの西漢酒泉勝跡

この泉には、 「霍去病が匈奴を討った知らせに喜んだ武帝が、霍去病に酒を送り,その酒を部下全員に行き渡らせるために、 彼は泉の中に酒を注いだ。すると泉から酒が絶えることなく湧き上がった」という伝説があります。
この話は眉唾物ですが、この泉が酒泉の名前の由来になっていることは確かで、泉の水は古来より名水とされており、今も湧き出ています。

鐘鼓楼

酒泉のシンボル、鐘鼓楼

4世紀半ば前涼時代に建てられましたが、現在のものは1905年に再建されました。 東西南北の大通が交差する街の中心に位置します。この鐘鼓楼の東西南北に門があり、それぞれの門の上には 、「東迎華嶽」(東に華嶽を迎え)、「西達伊吾」(西は伊吾に達し)、「南望祁連」(南は祁連を望み)、「北通砂漠」(北は砂漠に通ず)という門額が掛がかかっています。 この門額はここがかつてシルクロードの要所だったことを物語っておます。

丁家閘古墓

酒泉の観光スポット、丁家閘古墓

魏晋南北朝時代に造られた古墳群です。5号墓が有 名で、壁画は敦煌の莫高窟の魏晋南北朝時代に描かれたものと 似ているものも多いです。

酒泉市博物館

この博物館は清朝時代の祠堂を改築して造られました。 新石器時代の石器から、土器片、青銅器、歴代の貨幣などが展示されています。

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