トルファンはかつてシルクロードの天山北路と天山南路がぶつかる交差点として栄えた有名なオアシス都市です。
郊外には今なお数多くの古代遺跡が残り、イメージするシルクロードに近似する場所でもあります。
古来は「火州」と呼ばれ、夏の酷暑は有名です。「西遊記」の中で孫悟空が芭蕉扇で火を消した話は火焔山がモデルになっております。
(前)漢の時代には交河故城を王城として車師前国がこの地を治めていました。唐代の玄奘三蔵は5世紀に成立した麹氏高昌国の政治、経済、文化の中心であった
高昌古城に2カ月間滞在し説法をしました。その後、唐はその高昌国を滅ぼしここに安西都護府を置きましたがやがて唐の勢力が地方にまで及ばなくなり、数々の民族の
支配を受けることになります。10世紀以降イスラム化が進み、現在は大変多くのウイグル族の方が暮らしております。蘇公塔やモスクなどからイスラムの雰囲気も十分に味わえる場所です。
火焔山
交河故城
高昌故城
ベゼクリク千仏洞
勝金口千仏洞
蘇公塔
アスターナ古墳群
カレーズ
葡萄溝
吐峪溝(マザール村)
吐峪溝千仏洞
トルファン博物館
アイディン湖

トルファン盆地の北端に位置し、古代シルクロード沿いにあります。
長さは100キロメートル以上、幅は最大10キロメートルあります。
典型的な大陸性乾燥砂漠気候で、中国で最も暑い地域であり、夏の最高気温は50℃、地表温度は89℃に達します。
西遊記の中で孫悟空が芭蕉扇を借りて火を消したという話は、この火焔山がモデルになっています。
ひびの入った山肌が日に照らされると赤く炎が出ているように見えるところからこの名がつけられました。

東西を2つの河に挟まれた台地上にあったため交河故城といわれます。 漢代の車師前王庭があった所であり、漢王朝の屯田地として、また辺境防御としての重要な役割を果たしていました。麹氏高昌国時代、中心は高昌故城に移りまいたが、交河故城は軍事的拠点として使用され続けました。 702年には最初の安西都護府がおかれ、唐の西域経営の中心となりました。ウイグル王国時代も重要な都市でありましたが、元代末期、チンギス・ハンの遠征の途中に破壊され、廃城となりました。

紀元前1世紀から14世紀の間、新彊における政治・経済・文化の中心地の一つでありました。 漢代には高昌壁が築かれたという記録もあります。5世紀、麹氏高昌国が成立し、以後640年に唐の太宗によって滅ぼされるまで、約140年間存続しました。 玄奘三蔵もインドに行く途中ここに滞在して説法をしたと言います。 9世紀末、唐が全面的に撤退した後、10世紀にはウイグル人の「高昌大王府」がおかれ、高昌故城はその後300年間ウイグル人の拠点として栄えましたが、13世紀にチンギス・ハンの遠征軍に襲撃され、廃墟となりました。

火焔山脈中流域の木頭溝渓谷西岸の断崖に位置しています。 装飾された家という意味を持つベゼクリク千仏洞。開削は6世紀の高昌国の時代から始まり、西ウイグル帝国が栄えていた時代を経て、宋・元の時代に至る14世紀ごろまで寺院として開かれていました。 最盛期は83の洞窟が刻まれていましたが、現在では57の窟が残っており、そのうち40以上は壁画で彩られています。 トルファンに現存する石窟群の中で、最大の規模と最も豪華な壁画装飾を誇る石窟群であり、新疆ウイグル自治区最大級の仏教石窟寺院遺跡の一つです。
火焔山脈の聖金口峡谷に位置し、唐代から元代にかけての仏教寺院遺跡です。 山腹と山麓の二つの部分に分かれており、現存する南寺、北寺(仏教徒の礼拝エリア)、中央寺(居住エリア)は、上から下にかけて五層に分かれています。 ここでは、マニ教文書やブラーフミー語写本も出土しています。 洞窟内に残る壁画には、雲や蓮華文、ブドウの蔓、千仏像などが描かれています。一部の洞窟の天井には、疾走する馬に乗った太陽神や星座文が描かれています。

葡萄郷木内村に位置する蘇公塔は、1778年(乾隆帝43年)に建立されました。 トルファン王子スライマン2世が、清朝時代にトルファン初代王子、国公、国務大臣を務めた父エミン・ホージャの功績を称え、記念するために建立されました。 高さは44メートルあります。 塔の外装には、様々な種類のレンガを用いた十数種類の幾何学模様が用いられ、精巧で多彩であり、頂上には小さな楼閣があります。塔内の中央柱は、螺旋階段によって塔の外壁と繋がっています。

西晋から唐代高昌国貴族の御墓群です。
墓は主に土窟墓で、中には内部に壁画のある墓もある。墓の主は地元の漢民族で、少数ながら中国化された他民族も含まれています。
壁画は唐代の作品を最も代表するもので、彩色泥俑・漆器・絹織物・文書・食料品なども出土しています。
※2026年10月まで、改修工事の為見学不可。

トルファンは古くから天山の雪解け水を利用して出来た水路(カレーズ)を利用したオアシスとして有名。 カレーズは、万里の長城や南北に走る大運河と並ぶ、中国三大古代土木工事の一つとして知られています。 トルファンではカレーズの博物館がありを見学することも可能です。

トルファンはブドウの有名な産地です。ブドウ棚で休憩しながら民族舞踏を鑑賞することもできます。

火焔山の谷間にある古き良きシルクロードの雰囲気を残す村です。この村の主な見どころはモスクと
吐峪溝千仏洞ですが、日常の生活を見ることでかつてのシルクロードのロマンを感じるのも良いと思います。
2600年以上の歴史を持ち、新疆に現存する最古のウイグル族の村落の一つです。
新疆東部におけるイスラム文化を背景とした村落配置をしていて、「古村、古住居、古路地、古樹」といった伝統的なウイグル族の様式を体現しています。
マザール村の北には、吐峪溝石窟、西にはホジャム・マザールがありま。村には、新疆の土造建築の典型ともいえる伝統的な土家屋が数多く保存されており、「中国一の土造村」として知られています。
西暦5世紀から14世紀後半にかけての遺跡で、高昌地域で最も古く、最大規模かつ最も完全な仏教石窟寺院遺跡です。
157の洞窟と3つの地上寺院が発掘され、仏典や公文書を含む約1万点の文化遺物が発掘されました。
中国語やソグド語を含む複数の言語で書かれた文書片も出土しています。
洞窟壁画は中央アジアのガンダーラ様式と河西やクチャの芸術的要素が融合しており、主室の「清浄観」と瞑想室の「不浄観」の組み合わせは珍しい例です。

新疆二大博物館の一つです。5000点余りの収蔵物があり、その内100点ほどは一級文物となっています。
前漢より唐代のシルクロードの栄えた1000年ほどの間の展示物が多く、80%以上はトルファンにて出土、発見されたものです。
※2026年現在改修工事の為、見学不可

ヨルダンとイスラエルにまたがる死海に次ぐ世界で2番目に低地に位置する湖で、海抜はー154mです。 夏場は水が干上がります。

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