寧夏回族自治区の区都である銀川市は人口138万人です。銀川の東30km程には今でも内モンゴル自治区との境にされている明代長城があり、
このことからも古来遊牧民と回族との争いの激戦地であったことが容易に想像できます。また、幻の王朝と言われる西夏王朝の都が置かれていたため
、彼らの残した遺産は今でも銀川を訪れる旅行客の最大の観光目的となっています。
付近には広大な砂漠が広がっていますが、古くから黄河の水を使った灌漑が発達し、農産物は豊かで、「塞上の江南」等と言われています。
銀川の気候は、大陸性気候に属し雨が少なく乾燥しています。年間平均気温は8.6℃です。銀川の気温が最も高くなるのは7月の月間最高気温平均が29.6℃、 最も寒くなる1月の月間最低気温平均は-14.7℃まで低下します。年間降水量は192mm、年間日照時間は3000時間です。
春秋戦国時代には秦の配下にありましたが、五胡十六国時代、匈奴の 赫連勃勃(381-425。在位407〜425)夏王朝を建国しました。 唐代までに黄河の水を利用した灌漑農業が普及しており、乾燥地帯に位置しながらも農業が盛んでした。 宋代には懐遠鎮が置かれましたが、1038年チベット系のタングート族の李元昊は都を興慶府(現銀川南東部)に置き、西夏王国を建国し、一時その勢力は西は敦煌、南は青海北部 、北は内モンゴルにまたがる大帝国になりました。しかし、この大帝国は1227年、チンギス・ハンとの戦いで、10万の兵士を率いたフビライ・ハンの軍に徹底的に破壊されてしまいました。 元代に寧夏総管府が置かれ、後に甘粛行省に属しました。明清時代には寧夏府が設置されました。
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