イーニンの概要

モンゴル語で「金屋根の寺」、クルジャという別名を持つイーニン市は 新疆ウイグル自治区イリ・カザフ自治州管轄の県級市で、同自治州の州都です。人口は約43万人で、ウイグル族、カザフ族が大部分を占めます。  南北を山脈で挟まれたイリ渓谷の底にあり雨も多く、美しい緑の自然があります。  農業が盛んで、小麦、亜麻、甜菜、煙草などやリンゴ、スイカ、メロンなどの果物が多く生産されています。  また、石灰資源が豊富なことでも知られています。  最近では中央アジア諸国との貿易も盛んに行われています。

イーニンの気候

 年平均気温8.6℃、年降水量262mm、 一番暑い7月の月間最高気温平均は30.4℃、一番寒い1月の月間最低気温平均は氷点下15.7℃です。

イーニンの歴史

イーニンは漢代に烏孫国の領土となり、その後も長く遊牧民族の支配を受けました。  元代にはチンギス・ハンの息子、チャガタイがチャガタイ・ハン国を建国しその支配下に入り、その息子トゥグルク・ティムールによってこの地がイスラム化されました。 乾隆年間に清朝がジュンガルを征服すると、イーニンは伊犁将軍の管轄下で新疆の一部となり、ロシアに対する辺境防御の拠点として使われました。 清朝末にはアヘン戦争を指導した林則徐が敗北の責任を取らされてこの地の長官として左遷され、農業開発などに大きな功績を残し地元で尊敬されています。 1871年ヤクブ・ベクが東トルキスタンに侵攻し、カシュガルで独立を宣言したのに乗じて、ロシア帝国はイーニンの寧遠城を占領してイリ地方を併合しました。 これに対して清朝は、1881年にロシアとの間でイリ条約を締結し、イリ地方を回復しました。 光緒年間の1884年に新疆省が設置され、県制が施行されると、イーニンは寧遠県となりました。 中華民国成立後の1913年には、伊寧県へ改称されました。 1944年にはウイグル人、カザフ人などのテュルク系住民の間で独立運動が起こり、ソ連の支援の下で東トルキスタン共和国が設立されました。 イーニンは1949年に中華人民共和国へ合流するまで東トルキスタン共和国の首都となりました。 1954年にイリ・カザフ自治州が設置されると、イーニンはその首府となりました。

イーニンの観光スポット

イーニンの観光スポットをご覧ください。   

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