クチャ(庫車)の観光スポット紹介

クチャ、ナンを運ぶ子供

古くから天山南路最大のオアシス亀茲国(きじこく)としての地位を確立していたクチャは東西貿易の中継地として繁栄していました。 そのため、東西の文化交流が盛んに行われ、仏教とイスラム教が共存した場所です。 鳩摩羅什の出身地でもあり郊外には今も貴重な仏教石窟などが点在します。そんなクチャには三蔵法師が滞在したスバシ古城や 新疆で2番目に大きなモスク、クチャ大寺、ギジル千仏洞やクムトラ千仏洞など多くの観光スポットがあります。

クチャ大寺

新疆2番目の規模を誇るモスククチャ大寺

 新疆の中でカシュガルのエイティガール寺院に次ぐ規模のモスクです。 アーチの高さは18.3mで青レンガで造られています。16世紀に新彊イスラム 教依禅派の始祖イスハク・アリによって創建されました。 レンガと木造で建てられており、高く壮麗で、簡素ながらも優雅な佇まいで、高い職人技が光る造りとなっています。 裏手には厳格な宗教裁判所があります。

※2026年現在、外国人の観光は不可となっています。

亀茲故城

クチャ(庫車)観光スポット、亀茲故城

前漢時代から宋代にかけての古代遺跡です。 漢代に西域護国府、唐代に安西護国府が置かれ、漢唐時代において西域における中央政府の政治、経済、文化、交通の中心地でした。 亀茲故城出土品には、主に漢唐代の貨幣、蓮華文を刻んだ石柱の土台、蓮華文の舗装用角煉瓦などがあります。、
当時の面影を残すものはあまりありません。

モラナエシディン・マザール

クチャ(庫車)観光スポット、モラナエシディン・マザール

14世紀にクチャにイスラム教の伝導のために来たエシディンの眠る墓です。 チェコ人だと言われています。 チャガタイ・ハン国の都アルマリクで14万のモンゴル軍兵士をイスラムに改宗させたと言われています。

クズルガハ烽火台

クズルガハ烽火台の夕陽

2014年、世界遺産「シルクロード:長安天山回廊の道路網」に登録されました。 古代シルクロードの北ルートにある最も古く、最もよく保存された烽火塔の遺跡です。 2000年余りの歴史を持つこの烽火台は保存状態も良いです。残っている高さは今尚16mあり、東西に6m、南北に4.5m広がる。上部には物見やぐらが建てられています。 漢代、班超の活躍で西域を平定した後、クチャには安西都護府が置かれ、周辺には異民族との戦いに備えて多くの烽火台が建てられました。 これはその烽火台の中でも最古かつ最大のものであると言われています。

スバシ故城

玄奘三蔵も立ち寄ったスバシ故城

スバシ故城はクチャ川に隣接して、 現存する遺跡の面積は約5,000平方メートルです。この城は後漢時代(西暦1世紀)に築城され、隋・唐時代に最盛期を迎えました。 玄奘三蔵が2ヶ月間滞在し、後に「大唐西域記」に記したアーシュチェリア大寺だと言われています。 唐代の亀慈国で1番大きかったとされる寺院です。 「西遊記」に登場する女人王国のモデルになったとも言われています。 ここからは、新石器時代後期から唐代にかけてのもので、陶器、漢代の五珠銭、蓮華文レンガ、開元通宝銭などが出土しており、シルクロードの重要な街であったことを証明しています。 クチャ河が流れ、そのクチャ河を挟んで、東西ふたつの寺が向かい合って建てられています。 塔、楼、僧坊、仏洞等の遺跡が残り、仏洞の中には、壁画や亀慈文字の題記が残されています。

キジル千仏洞

鳩磨羅什ゆかりのキジル千仏洞

2014年、世界遺産「シルクロード:長安天山回廊の道路網」に登録されました。 ムザル河の北岸に3世紀から8世紀末(最盛期は5〜7世紀)頃まで開削された亀慈国の貴重な仏教遺跡です。青色を基調としている石窟が多いことから。「青の石窟」とも呼ばれています。 洞窟群は西谷部、内谷部、東谷部、後山部に分かれており、全長3キロメートルに及び、合計251の洞窟があり、現在236の洞窟に番号が付けられておりますが、 そのほとんどは破壊されてしまっています。 壁画が残っているのは75窟ほどです。第8窟の伎楽天画や48窟の飛天画などが有名です。

クムトラ千仏洞

貴重な壁画の残るクムトラ千仏洞

クムトラ千仏洞は「砂漠の灯台」という意味があります。 新疆で2番目に大きな石窟で、 渭干河東岸の断崖に5世紀から開削され、7世紀に最盛期を迎え、11世紀ごろまでに蜂の巣のように彫られた全部で112窟ある石窟です。 19世紀初頭の徐松の『西域水路記』にも記録されています。 石窟は南区と北区に分けられ、南区には32窟、北区には80窟あります。その内壁画が残るものは40窟弱で、見学可能なのは全部で20ほどです。 ギジル千仏洞と並び、クチャ仏教芸術の中心地となっています。

グズルガハ千仏洞

グズルガハ千仏洞

玄奘がインドに向かう際に通行した塩水渓谷の岸壁に全部で、46窟ある石窟郡です。窟の損傷は激しく、 見学可能なのは6窟のみとなっております。
11窟で壁画が発見されています。主なテーマはジャータカ物語と供物を捧げるクチャ族の戦士たちです。
第24窟は、中央の柱、通路、後壁のトンネルを備えた七角形の平面仏塔窟であり、他の窟群ではあまり見られない建築様式となっています。

センムサイム石窟

センムサイム石窟はクチャの東北約40Kmの場所にあります。残念ながら石窟の大部分は破損されていまが現在、52個の窟が修復されています。 3世紀頃に開削されました。大部分は南北朝時代のものです。

マザボハ石窟

センムサイム石窟はクチャの東北約30Kmの場所にあります。クチャの石窟群の中で最も破損が進んだ石窟です。 全部で44窟ありその中の24号窟、42号窟、141窟は既に全壊し5つほどの窟が何とか見学可能です。

タタール石窟

亀茲石窟時代最盛期に開削された石窟です。22窟が確認され、 仏教故事を題材にしたものが多いです。

天山神秘大渓谷

天山神秘大渓谷

天山神秘大峡谷は天山山脈の南斜面に位置し、南北に弧を描くように走る峡谷の一種です。平均標高は1,600メートル、 最高峰は2,048メートルです。峡谷には蓋石谷、神社谷、摩天洞谷などの支谷があり、ペンギン峰、情人峰、玄天古城など40ヶ所以上の景勝地があります。

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